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抑うつを「意味」の側からみる
かまくら相談室では、抑うつを単なる不調や失敗としてだけでは捉えません。これまで外へ向かっていた心のエネルギーが、いったん内側へと退き、自分でもまだ言葉にできていない課題に向き合わざるをえなくなっている状態として見ます。 抑うつは、ただ「元気がなくなった状態」ではなく、これまでの生き方では支えきれなくなっていたものが、切実に姿を現している時期とも考えられます。無理に前向きになろうとしても動けない。頭では分かっていても、心がついてこない。そのようなとき、心の深いところでは、これまで後回しにされてきた感情や葛藤が、ようやくこちらを向き始めている、そういう心の動きかもしれません。 抑うつをすぐに片づけたり、効率よく乗り越える対象として扱ったりしないことが大事です。すぐに答えを出さないことはもどかしいことですが、いま起きている苦しみを、人生の流れの中で丁寧に見つめ、その人の心が何を抱え、何に耐えてきたのかを、急がずにたどっていく作業をカウンセリングの中で行います。 夢や象徴、イメージが助けになることがある 抑うつの体験は、うまく説明できないことが少なくあり
4月22日


言葉になる前のこころを聴く
大事なものほど、最初から言葉になってはいない カウンセリングを受けに来られる方は誠実な方が多く、「きちんと話さなければ」「自分の状態をうまく説明できなければ」「言語化できることが大事だ」と考えがちです。 たしかに、言葉にすることは大切です。自分の経験に輪郭を与え、他者と分かち合い、少し距離を取って眺めるために、言葉は大きな助けになります。 しかし、カウンセリングでは、大事なものほど、最初から言葉になってはいない、ということです。 悲しみとも怒りともつかない、しんどさ。 人生に対する、漠然とした違和感。 胸のあたりにある圧迫感。 何かは動いているのに、まだ説明できない感じ。 話している内容そのものよりも、沈黙の質や、語りの雰囲気、威圧や幻滅 カウンセリングが出会うのは、しばしばそういう領域です。 ユング派の臨床では、夢や箱庭、描画だけでなく、クライアントの語りそのものも、一つの「イメージの流れ」として受けとめます。すると見えてくるのは、 性急な言語化が、必ずしもこころを助けるとは限らない 、ということです。 言葉にするのが早すぎると、まだ育ってい
4月10日


かまくら相談室のblogについて
ブログをカウンセリング入門、中級、上級と3つのカテゴリーに分けました。 ・カウンセリング入門 カウンセリングを受けようか迷っている人のために書いています。 ・カウンセリング中級 カウンセリングを受けていてしばらくして、悩むこと、迷うことなどを書いています。...
2023年11月17日


自己探求:臨済禅の教え
宗教は多くの場合、超越的な存在や神聖なるものに対する信仰を中心に据えています。しかし、臨済禅はこの考えを逆転させ、超越的な存在を否定し、内省と自己探求を促します。これは、答えを外部ではなく、自身の内面で見つけるという姿勢です。...
2023年11月15日
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