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心療内科との違い

執筆者の写真: 湯川正智湯川正智

:今日は「カウンセリングって何だろう」というテーマについて、湯川さんと話してみたいと思います。湯川さん、まずカウンセリングと心療内科・精神科の違いについて、クライエントさんにどのように説明されていますか?


湯川:心療内科や精神科は、例えば不安やうつなどの症状を和らげるために、お薬を使ってアプローチしていくことが中心になると思います。薬物療法は薬という物や身体を介した治療であるのに対して、カウンセリングや心理療法は、私たちの「こころ」を介した治療であると言ってもいいかもしれません。


:薬物治療は症状を抑えるのに効果的な場合がありますが、それだけでは解決できない問題もありますよね。カウンセリングや心理療法は、そういった根本的な問題にアプローチしていくということなのでしょうか?


湯川:はい。カウンセリングや心理療法にも様々なものがありますが、私はそのように考えています。クライエントが抱える症状や苦しみがクライエントの「こころ」にとってどんな意味を持っているのかを見つめ、クライエントの「こころ」の歩みに寄り添っていくのが私の仕事です。

:カウンセリングや心理療法において大事なことは何でしょうか?


湯川:簡単なことではありませんが、カウンセリングや心理療法を続けていく中で生じてくる自分の気持ちや思いに正直になることが大切だと思います。時にはとてもつらい気持ちになってしまうこともあるかもしれませんが、それを覆い隠したりしないことで「こころ」の新たな歩みが始まってきます。カウンセリングや心理療法のプロセスの中で生じてきたものを受け止めることは、私たちカウンセラーやセラピストにとっても大切なことだと考えます。


:感情や考えを「あるもの」として認識し、大切にすることが大事なんですね。普段の生活では、つい見ないふりをしてしまうことがあります。


湯川:はい。だからこそ、カウンセリングや心理療法というものの意味があるのだと思います。


:ありがとうございました。今日はこのあたりにしておきたいと思います。こういった対談を通じて、カウンセリングについての理解がより深まると良いですね。またお話しましょう!


湯川:こちらこそ、ありがとうございました。また次回も楽しみにしています!

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