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 この絵はアントワーヌ・ド・サン=テグジュペリの小説「星の王子さま」に出てくる地理学者です。この学者は物知りですが、自分の星さえ探検をしたことがありません。自分の星に海や山があるかも知らないのです。

 地理学者に教えられ、星の王子さまは最後に地球に向かいます。そこでキツネに出会います。キツネから「心で見なくちゃ、ものごとはよく見えない。かんじんなことは、目に見えないんだ。」と教わります。

 箱庭療法は箱の中に砂が入っており、ミニチュアを使って自由に遊ぶ、遊戯療法です。英語では”sand paly therapy” と言います。playには「役者を演じる」や「楽器を奏でる」などの意味が含まれているように、箱庭療法では単なる遊びに留まらす、様々な自己表現がされます。

 箱は作る人の一視野に入る大きさになっています。内側が青く塗られており、空や海の表現もできるようになっています。砂は山や大地、道にもなります。ミニチュアには、人や家具、動物や魚、木や石など、無機物から動植物、人工物など色々と取り揃えられています。これらを使って、抽象的な表現から、街並みや、自然界や、宇宙旅行や、戦いなど、森羅万象の表現がされます。

箱庭療法とは

6人以下の小人数で行う、箱庭研修会です。

箱庭を初めて学ぶ方や、臨床経験の少ない方も安心して参加できる研修内容となっています。​

箱庭グループ研修

基本的知識の学習、グループでの制作、個人での製作をします。

 学習では、「箱庭療法入門」誠信書房 河合隼雄(1969) をゆっくり読み進めます。

 

 グループ制作では、一つの箱庭を一緒に作ります。皆が作っている中に、自分の選んだアイテムを置くことは、置くことにエネルギーを使います。自分も作っている箱庭に、他人がアイテムを置くときには「ここに、これを置くんだ」と箱庭への影響をダイレクトに感じます。また、回数を重ねることで、箱庭が展開することを体験から学びます。

 この、自分が箱庭に与える影響、他人が箱庭に与える影響、回数を重ねる影響を感じ取ります。これは、カウンセリングにおいて、セラピストの態度や発言がケースに与える影響、クライエントの態度や発言がケースに与える影響、面接回数を重ねることでの影響と重なる経験となります。

 個人製作では、一人で箱庭を作ります。グループ制作と違い、一人で自由に箱庭を制作するということが、どういう経験なのかを、感じ取ることができるでしょう。また、セラピストだけでなく、複数人に見つめられて制作することは、「見守られている」と同時に「見られている」ということも感じるでしょう。これもクライエント体験として大事なものだと思われます。

​ 箱庭での経験が、イメージ表現を通して感覚的に感じ取り、経験のうちに受け止めるという、心での体験が目的の研修となります。

対象

・臨床心理士・公認心理士

・臨床心理士指定大学院に通う学生

​(継続者を優先)

内容

■申込

​かまくら相談室まで下記項目をご記入の上、メールで申込ください。

メール:PA.Yuji.Sawa@gmail.com

 

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・氏名

・電話番号

・所属

・臨床心理士●年目

・第1グループ (可、不可、△)

(5/16, 7/4, 8/1, 9/5)

・第2グループ (可、不可、△)

( 5/9,  7/11, 8/8, 9/12 )

・その他、コメントなど

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■締め切り 2020年4月30日

定員に達し次第締め切ります。

締め切り後、かまくら相談室でグループ調整を行い、参加者にご連絡いたします。

申し込み 

沢雄司さんは学習院(理学部)で学ばれておりましたが、ご縁あって心理臨床の道を志し、大学院は東洋英和で学ばれました。

 現在開業中の若手です。ユング派を学ぶセラピストで、大変穏やかで、安心かつ静かな「箱庭職人」のイメージをお持ちです。

守られた場での箱庭体験を深めたい方に沢さんの箱庭グループ研修をおすすめします。

吉川 眞理

ユング派分析家

臨床心理士

学習院大学 文学部心理学科 教授

推薦の言葉

 箱庭は安心できる面接室の中にあり、クライアントの表現をセラピストは見守ります。表現されたものは、クライアントのイメージであり、心像であり、象徴表現を含みます。それはクライアントの個性的な表現であり、未知な可能性を秘めたものです。ですからセラピストは、安易な解釈をしません。セラピストとクライアントがしみじみと味わうことを通して、クライアントの自己治癒力が回復してゆきます。箱庭療法ではセラピストがクライアントを治すのではなく、治ってゆくのです。

 今の自分にしっくりくる個性的なイメージ表現となったとき、きっと心に響く体験となるでしょう。

箱庭療法での体験

箱庭に触れ、体験し、味わいます。

心理療法を行うにあたり、最も大切な道具である、自分の心を見つめ鍛えます。

自分と仲間の非言語の表現に触れ、感性を育みます。

目的

■日時

土曜日 18時半から20時半

第1グループ(予定)

( 5/16, 7/4, 8/1, 9/5)

第2グループ(予定)

( 5/9,  7/11, 8/8, 9/12 )

■場所

かまくら相談室

(JR大船駅より徒歩4分)

大船駅は東京駅・渋谷駅より約45分

横浜駅より約15分です。

​​​■料金2万円 (学生1万2千円)

日時・場所・料金

 公認心理師の時代が幕を開け,多職種との連携が重視され,分かり易さと効率が求められているようです。箱庭療法は,そんな臨床心理学界の隅に追いやられてしまったようにも感じます。しかし,いつの時代でも,自分を深く体験し,秘められた可能性を実現しようとする求道的なニーズは存在します。箱庭療法は,自分の内面に降りていき,そこで遊ぶためには,良い方法です。そんな技法を自分のものにするためには,まず箱庭療法の力をセラピスト自身が実感する必要があります。「箱庭グループ研修」という機会が,その実感の一助になればと願っています。

篠原道夫

東洋英和女学院大学 教授

Certified Sandplay Therapist of ISST

推薦の言葉

​​竹松 志乃

明治大学大学院

文学研究科 臨床人間学専攻

臨床心理学専修 准教授

横山 剛

文京学院大学大学院

人間学研究科心理学専攻

臨床心理学コース 教授

 

 

篠原様、竹松様、横山様、吉川様(50音順)当研修会へのご理解・ご協力、ご推薦をいただき、ありがとうございます。

            沢雄司

推薦者