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かまくら相談室の詳細

カウンセリングの段階

①:自己紹介

カウンセリングは、はじめに自己紹介をしていただきます。どのような悩みがあるのか、なぜその悩みが生じているのかをお聞きします。すると、私があなたのことを徐々に知ることができます。

②:信頼関係

あなたは「自分を知っている人」として、徐々に私を信頼し始めます。当初は他人に話すことが不安だったけれど、信頼し始めることで初めて感情を表現できる人もいます。不満や不安、弱みを感情を込めて表現し、専門家としての理解から感情を共有した信頼関係へと進みます。

 

③:心の作業

このような信頼関係が守りとして働き、自分の弱みと向き合うことができるようになります。向き合っているつもりだったけれど、見てみぬふりをしていたこともあるでしょう。辛いので見ないようにしていたこともあるでしょう。信頼関係ができると、安心して自分について見えていなかったものが見えてきます。それが根本的原因や自分自身についての理解として感じられる人もいるでしょう。勇気を感じながらも、自分の弱みをカウンセラーと相談できるようになり、日常でも試行錯誤できるようになります。

 

もし、あなたの悩みが簡単であれば、一人で試行錯誤ができ、解決していたと思います。しかし、悩みが深ければ深いほど、自分自身を表現することが難しくなったり、信頼関係を築くことが難しくなったり、自分自身と向き合うことが難しくなったりします。正しく悩むことは難しいことです。「自分はカウンセラーと話し合えるだろうか。信頼できるだろうか」とカウンセリングの開始を悩む方もいるでしょう。かまくら相談室では、信頼関係を築きにくい人や相談しにくい人に対応できる専門家がカウンセリングを行っております。

カウンセリングの効果

相談される方の悩みは簡単には解決できないものばかりです。原因や改善方法がすぐに見つからない場合においては、意識的・意図的な解決方法が取れません。分かっていても繰り返される不幸や膠着状態である困難な状況においても、なお心は動き続けています。その心の動きに寄り添うことで見えてくる状況や展望があります。そこから動き出す新しい可能性があります。

これは心の全体性が持つ可能性です。手を例にしてみます。右手だけ使っていたら疲れてしまった。このとき疲れなければ使いすぎ、手が故障してしまいます。右手が疲れるからこそ、左手の存在に気づけます。もし左手を使えるようになれば、両手が使えるようになります。右手の疲労という悩みは、両手という全体性の可能性とつながります。ですから、右手が疲れない方法を考えるのでなく、右手が疲れているということを実感することが、第一歩となります。同じように悩みを悩みとして受け止める作業からカウンセリングが始まります。受容する作業は可能性を広げるための第一歩となります。

かまくら相談室では簡単には悩みが解決できないケースに対してカウンセリングを行います。どうしても繰り返してしまう問題や、膠着状態にある悩みを持つ方々の人生における可能性を見つめ、自分らしく豊かに生きることに取り組んでいます。困難な時こそ、心にまかせて、心のままにお話になってください。

ご相談内容の例

子育てに関して

​親(子ども)に腹が立ち許せない。子どもが心配で過保護になってしまう。発達障害が怖い。子どもを愛せない。子どもと会話ができない。子どもが引きこもっている。

学校に関係すること

​子どもが不登校で学校に行かない。前日に「明日は絶対行く」と言っていたのに、当日になるとトイレに籠もって行けなくなる。学校の先生に悪い所を指摘しても全く改善されず子どもが真っ当な教育を受けられない。

男女の関係

​ひどい相手とばかり付き合ってしまう。蛙化現象に悩んでいる。DVを受けても別れることが出来ない。付き合っても別れることを考えてしまう。自分は楽しいお付き合いや、幸せな結婚をしてはいけないと思う。別れた人を忘れられない。別れた相手を許せない。恋愛や結婚に興味がわかない。

人生に関して

​仕事や家庭で問題は無いが人生がつまらない。何のために生きているか分からず虚無感に苛まれる。占いや宗教から抜け出せない。日本・日本人が自分に合わない。自分には何か大きな使命があると思うが見つからない。

仕事に関係すること

​就職活動に身が入らない。上司と気が合わない。能力はあるのに認められない。いつも嫌な人がいて、職場で浮いた存在になってしまう。自分に合った仕事に就こうと転職するが仕事が続かない。

生活について​

人混みや電車が苦手で乗れなくなってしまった。不安なときや怒りから過呼吸になってしまう。過食が止まらない。ご飯を食べたくない。夜眠れない。お酒やギャンブルで大きな失敗をするたびにやらない覚悟をするが繰り返してしまい、死にたいような気持ちになる。いつもイライラしていて、ちょっとしたことでも他人を殴りそうになる。

病気について​

抗不安薬(安定剤)や睡眠薬を減らしたい。薬に頼らない心の治療をしたい。・診断から絶望し立ち直れない。・医療事故が許せない。

問題を解決する方法として

4つの考え方があります

かまくら相談室の心理療法では医療的側面、教育的側面、成長の視点を取り入れつつ、あなたがあなたらしい生き方に気づき、あなた自身があるがままであることを中心に取り組みます。

●成熟モデル

小さな子が大きくなったらできるように、幼い部分の成長を促して、問題を乗り越えられるようにする方法です。

●教育モデル

先生が生徒を教えるように、知らないことを教え、出来ないことを練習させて出来るようにする方法です。

成熟

自然

教育

医学

●自然モデル

石が石であるように、風が風であるように、鳥が鳥であるように、あなたがあなたらしくあるように取り組みます。

●医学モデル

病気を見つけ治療するように、悪い所を見つけ悪いところを無します。問題に対して解決策を行う方法です。

ご本人の要因だけでなく、家族の歴史や社会的要因も重なっている場合が多くあります。この複雑な状況に対して多層的・多面的に状況を捉えつつ、いつもご本人の心を中心にして関わります。

傾聴・受容を基本とします。日々生じる問題が解決するように専門的助言を行います。過度な怒りや悲しみが落ち着き安定するようにケアを行います。これらは自然モデルに取り組むための下準備として行われます。自然モデルに取り組む際には、心の深い層に関わるため、分析心理学を用いて夢分析、箱庭療法、絵画療法などを行います。

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カウンセリングに疑問が生じたら

カウンセリングに疑問や不安が生じたら、一緒に考えましょう。カウンセリングは一方的に受けるサービスではありません。カウンセラーと行う作業です。「カウンセリングを続けるか・辞めるか」、「何を相談するのか」、「カウンセリングに意味があるのか」など疑問が生じたら、それがとても大切なことです。どうぞ遠慮なくご相談ください。

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