つのアプローチ
- 沢雄司
- 2023年11月15日
- 読了時間: 3分
更新日:3月3日
人は誰しも、悩みや迷いを抱えながら生きています。時には、どうすればよいかわからなくなり、立ち止まってしまうこともあるでしょう。そんなとき、かまくら相談室では、4つのアプローチを大切にしています。それぞれが異なる視点を持ちながら、あなた自身が本来の自分を取り戻し、穏やかに生きていくための道を開いていきます。

1. 医学モデル 〜傷ついた心を癒やす〜
医学的な視点では、問題に対して外部から適切に対処するという方法を取ります。病気を治療する際に、薬や手術などの外的な手段を用いるように、心理的な苦しみに対しても、カウンセラーが関わることでその傷つきが和らぐことがあります。
人は深い悲しみや苦しみに直面したとき、自らその感情を整理し受け止めることが難しくなることがあります。そんなときこそ、カウンセラーがそばにいて、その感情を一緒に抱え、少しずつ軽くしていくお手伝いをします。適切な働きかけを受けることで、心の痛みは和らぎ、やがて自分自身でその苦しみを受け止められるようになるのです。
2. 教育モデル 〜新しい視点を手に入れる〜
悩みの中には、「知らなかったことを知る」ことで軽くなるものがあります。暗い夜道に一筋の光が差し込むだけで安心できるように、新しい知識や考え方が、あなたの道を照らすこともあるのです。
心理学的な知識や、コミュニケーションの工夫、自分自身の心の仕組みを知ることで、「なるほど、そういうことだったのか」と気づきが生まれます。気づくことで、少しずつ前に進む力が湧いてくるのです。
3. 成熟モデル 〜ゆっくりと自分を育てる〜
人生は、木がゆっくりと成長するように、少しずつ変わっていくものです。大人になっても、私たちは新しい経験を通して学び、心が豊かになっていきます。
このアプローチでは、無理に変わろうとせず、「今の自分」を大切にしながら、自然な成長を見守ります。焦る必要はありません。あなた自身のペースで、一歩ずつ歩んで少しずつ成長していけばいいのです。
4. 自然モデル 〜あなたは、あなたのままでいい〜
石は石のままで美しく、風は風のままで心地よいものです。私たちもまた、無理に何かになろうとしなくても、そのままで十分に価値のある存在なのです。
現代社会では「変わること」「成長すること」が求められる場面が多くあります。しかし、私たちは変わることを焦らず、「今ここにいる自分をそのまま受け入れること」の大切さを信じています。変わらなければならないと感じるときほど、まずは深呼吸をして、自分のありのままを静かに見つめてみてください。
私たちは、自分に価値があるかどうかを、何かができるかどうか、成果を出せるかどうかで判断してしまいがちです。しかし、本当は、あなたが存在しているだけで価値があるのです。不完全であることも、迷うことも、何かになろうとしなくても、あなたの中にはすでにかけがえのない輝きがあります。
このアプローチでは、変わることにこだわるのではなく、あなたの本質と静かに向き合い、すでに持っているものを大切にすることを重視します。悩みがあっても、不完全であっても、そのままのあなたを認めること。それが、心の安らぎと本当の意味での強さにつながるのです。
かまくら相談室が大切にしているのは、「あなたらしく生きること」。
問題を解決することだけがゴールではなく、あなたがあなた自身を大切にしながら、自分らしい道を見つけていくことを、一緒に考えていきたいと思っています。
かまくら相談室の詳細
Comments